「 ひとつぶの水」

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「ひとつぶの水」

      作詞 大江将精(おおえまさきよ)

      作曲 園田鉄美

      演奏 長崎センター合唱団

聞いてみる(MP3ですが、容量が 1.7MBほどあります。)

 

  ひとつぶの水は 寄り集まって

  流れ流れ流れ そして淀む

   水は水は水は そして僕らは

  明日を確かめ 力合わせて

  ああ その流れの 未来をつくる

 

  僕たちの歌は 寄り集まって 

  流れ流れ流れ そして広がる

  歌は歌は歌は そして僕らは

  その進む道を みんなの力で

  ああ その明日へ 押し開いていく

  

  洋々として 青くそして広い

  明日の海 希望の海 民衆の海

  世界をつなぐ 君よ(君よ君よ)

  ああ若い君たちよ(君らよ)

  いのち育む 海に向かって

  その確かな歩み 進めよ

     (作曲:1982年)

 

この歌の作詞者は、「仲間の歌」(重たい雪を真っ白にかぶって・・・)の

作詞者である、大江将精さん。

大江さんとは、森田ヤエ子さんのつながりで知り合い、お互いの家に行き来し、

私の家に泊まっていただいたこともある。

当時は私が30歳前、大江さんは既に70歳位だったが、前衛的な絵も書かれ、

とにかく精神的に若かったし、君は絵を見て何を感じるかとか、絵描きはそこに

あるものをそのまま絵にするのではなく、心を絵にするのだとか、多くの芸術論

を聞かせていただいた。

忘れないのは、自分は生きている間は、自分の爪痕をこの世に残すのだとよく

言っておられた言葉だ。これは、今の私にとっての座右の銘と言っても良い。

そんな刺激的な言葉のなかから、それまでの私にない音楽的の世界として、この

曲が生まれた。